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2011年04月05日
島の放牧
レンタルバイク屋さんで借りる際、テキサスゲートの通過に
気をつけるよう注意される。
テキサスゲートの手前で速度を落とさないと、通過する時の振動がもの凄い。
しかし、速度を落とし過ぎてタイヤが溝にはまるのも怖い。
転倒しようものなら、馬さん達に笑われてしまう。
テキサスゲートはアメリカのテキサス州に関係あると、
推測して、インターネットで調べたら。。。
テキサスゲート(Texas Gate)は、海外では「cattle grid」「cattle guard」
「cattle stop」などいろいろに呼ばれていることがわかった。
ゲートの構造は、1915年に米国特許となっている(usp1125095)。
http://en.wikipedia.org/wiki/Cattle_grid
島では、周年放牧という伝統的なスタイルで馬や牛が放牧されており、
彼らが集落まで入ってこないように、テキサスゲートが4ヶ所
設置されていると聞いた。
与那国馬は、日本在来馬の八馬種に入っている。
八馬種とは、北海道和種馬、木曽馬(長野)、野間馬(愛媛)、
対州馬(長崎)、都井岬馬(宮崎)、トカラ馬(鹿児島)、宮古馬、
そして、与那国馬。
洋種馬などの外来の馬種とほとんど交雑することなく残ってきた
日本固有の貴重な馬。
性格は、
◎おとなしい
◎やさしい
◎従順
◎忍耐強い
と、「NPO ヨナグニウマふれあい広場」で
詳しく紹介されている。
このNPOは、ヨナグニウマを有効に活用して、
その保存に貢献することを目的に設立された団体である。
http://www.yonaguniuma.com/umasetsumei.html
このNPOのブログ「南の島の馬暮らし」も楽しい内容が満載である。
http://umahiroba.ti-da.net/
島に滞在した10日間、間近に何回も見かけたが、
おとなしくて従順、物事に動じない馬である。
「沖縄・奄美を歩く(立松和平著)」には、主人のために
身をすりへらして死んだ、従順な与那国馬の話が紹介されている。
多くの人に在来馬たちの存在を知ってもらい、
日本の在来馬たちを誇りに思って欲しいと思っている。
Posted by arika_与那国 at 16:06