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Posted by TI-DA at

2011年05月12日

ビーチ巡り

やし
海岸では押し寄せる波で、浅い海の岩や砂が移動・侵食され、
岩石海岸(磯)や砂質海岸(浜)が出来上がる。
キョロキョロ


藍い海に青い空、真っ白な砂浜。
そこは、都会生活に疲れ切った「心」が癒される場所。

青しまぞおりナンタ浜
昔は「波多浜」と記された。
現在は防波堤が出来て波静かな浜。

黄しまぞおり四畳半ビーチ
もとは名も無いビーチ。しかし知る人ぞ知る浜。
「四畳半襖の下張」とは無関係。

赤しまぞうり六畳ビーチ
明確な入口も看板も無い。浜へは絶壁を下りて行く。

青しまぞおりウブドゥマイ浜
高台から浜へ下る。波が荒く遊泳禁止。

黄しまぞおりトグル浜
北牧場、または久部良岳からなら遠望できる。

赤しまぞうりダンヌ浜
「月桃の里」の先。
ママチャリやバイクが止められる立派な駐車エリアがある。

青しまぞおりナーマ浜
久部良漁協からすぐの浜。
漁師の守り神「金比羅宮」へは立派な階段を登る。

黄しまぞおりカタブル浜
比川浜の久部良寄りにあり、
養殖場の裏の道からたどることができる。

赤しまぞうり比川浜
集落と浜との間には高い防波堤がある。

参考
貝塚爽平著「発達史地形学」(1998)
  


Posted by arika_与那国 at 16:05

2011年04月19日

ホスピタリティー

雛祭り(2011年3月3日撮影)


与那国島滞在で、忘れられない人も沢山できた。

懐かしい風景も思い出される。

心地良い民宿で心やすらぐ10日間を過ごすことができた。

お料理一品一品に手が込んでいて、女将さんのやさしい心を感じた。

お世話になった皆さんに、心から感謝いたします。
  


Posted by arika_与那国 at 15:34

2011年04月17日

与那国民俗資料館

与那国民俗資料館(2011/3/7撮影)


「月間やいま」は、南山舎が刊行する八重山に関する情報誌。
これ一冊を読んでも、八重山の旅をしている気分になれる。


その与那国島特集号(2001年9月号)に、与那国民俗資料館館主、
池間苗さんらの記事がある。

表紙は、与那国町伝統工芸館前の皆さん。


記事タイトルは、
『与那国な人たちに聞いた-与那国のいまと未来を描く』。
横田さん、山田さん、三蔵さん、松川さん、田島さん、
和泉さん、東崎さん、池間さんらの抱負が載せられている。

10年前の記事であるが、どれも胸を打つ内容。

その中から、池間苗さんの記事を引用させてもらう。

『与那国には他に誇れる素晴らしい文化があります。
特に与那国に育つ子どもたちには与那国の歴史や言葉、
芸能など郷土の良さを学習してもらいたいです。
昔に比べれば生活は便利になりましたが、引き換えに
なくなったものもあります。今一度足元を見つめたいです。』

与那国民俗資料館を訪れた日は、3月というのに寒い曇り空。


資料館訪問は2回目であるが、池間苗さんにお会いするのは初めて。
島の風景の中に静かに身を置くことも旅の目的であったが、
何よりもお会いして、島の歴史の話をお聞きするのを
楽しみにしていた。

資料館は「ナンタ浜」のすぐ近く、郵便局の隣にあり、
開館は昭和59年(1984年)、池間苗さん65歳の時。

八重山研究者必携の「与那国の歴史(初版1959年)」は、
苗さんの父親・新里和盛さんと、ご主人・池間栄三さんが残した
原稿を苗さんがまとめたもの。
苗さんご自身も7年をかけた労作『与那国ことば辞典』を
1998年10月に発刊し、沖縄タイムス社出版文化賞を受賞されている。

館内には、かつて島で使われてきた民具、遊具、
初期の与那国花織の衣類など多数、展示されている。








池間さんのコマは、勢いよくまわった。



浜辺でとれる土でつくられた染料。


昭和30年に撮られた祖納集落の写真が飾ってあった。


当時は、昭和22年に与那国町に昇格して以降、離島する若い人が増え、
島の人口減少が顕著になった時期である。


池間苗さんは「他に誇れる素晴らしい文化が島を救う」と訴え、
島の若い人達に、誇りと勇気を与え続けている方なのである。

展示物の説明をお聞きした後は机の前に椅子を置き、
お茶をいただきながら歓談。
あっという間の穏やかな2時間が過ぎていった。


  


Posted by arika_与那国 at 20:40

2011年04月11日

与那国山行④-宇良部岳



宇良部岳(Mt.URABU)
標高:231m
登頂日:2011/3/3

宇良部岳は与那国島の最高峰。


島の南側の外周道路から地図を見ながら、林道の入り口をさがす。
「アヤミハビル館」の方向を示す道標から林道に入り、
山頂を目指してバイクを走らせる。


島の北側から山頂を目指す場合は、分岐の場所に宇良部岳の道標がある。

登り詰めた場所には、NTTの施設がある。
山頂部の一段低い場所に、巨大なアンテナ塔が建っている。
ちょうど工事中であった。







山頂付近に二等三角点があり、最高峰登頂を楽しみにしていたが、
あいにくの曇り空で展望も悪く、すぐに下山。



宇良部岳の中腹から山頂部と、新川鼻へと続く地域は、
『宇良部岳ヨナグニサン生息地』として
沖縄県指定の天然記念物に指定されている。

アヤミハビルの「ハビル」は蝶のこと。


「アヤミハビル館」は、宇良部岳の麓にあり、
アヤミハビル(ヨナグニサン)の生態などの展示を
楽しむことができる。

http://www1.ocn.ne.jp/~attacus/index.html

アヤミハビル館のMさんの自然観察日記は、こちらから。

http://ameblo.jp/attacus/

これで、与那国島4座の登頂レポートは終了。

第1回 与那国山行①-インビ岳
http://arika.ti-da.net/e3367737.html

第2回 与那国山行②-ドナンダキ(与那国岳)
http://arika.ti-da.net/e3368461.html

第3回 与那国山行③-久部良岳
http://arika.ti-da.net/e3372210.html

第4回 与那国山行④-宇良部岳
  


Posted by arika_与那国 at 10:27

2011年04月10日

与那国山行③-久部良岳



久部良岳(Mt.KUBURA)
標高:195m
登頂日:2011/3/5

島の西側に位置する久部良岳は、「与那国島・久部良岳天然保護区域」に
指定されている。


久部良集落から登山口に向かう道路には道標もあるが、案内は途中まで。
しばらく行くと「久部良岳自然環境保全地域」と書かれた看板があり、
南に分岐して進んでゆく。


その先に車止めがある。バイクなので、そのまま通過する。


コンクリート舗装の上には、コケが覆っていて運転には注意を要する。
やがて山頂下に到着する。



山頂にはドコモとNHK、そして沖縄放送のアンテナ施設がある。





日本最西端の放送中継局からのテレビ放送は、5局。
・NHK沖縄総合テレビ 36ch
・NHK沖縄教育テレビ 45ch
・RBC琉球放送 17ch TBS系列局
・QAB琉球朝日放送 47ch
・OTV沖縄テレビ 35ch フジテレビ系列局


山頂部の木々の隙間からカメラを向けた。



離陸前のジェット機。


山頂には展望台も東屋も無く、草むらの先は断崖絶壁となっている。
しばらく散策して往路を戻った。

  


Posted by arika_与那国 at 09:21

2011年04月09日

島の祭事

ウガン(御嶽)、トゥニ(マチリトゥニ)、ビディリは、
与那国島の祭事<村祭、玉祭>に重要な役割を果たしている。
ネットの情報を頼りに島内を巡った。

探索の目印は、神社や民家に残っている、
太いガジュマルの木、祠、霊石、白いサンゴ砂、花瓶、
湯のみ、香炉、燃え尽きた線香の跡など。

ウガンは島内に13ヶ所あると聞いた。
十山御嶽(トゥヤマウガン)は、これらの御嶽の総本山である。


十山神社の御嶽は、普通のコンクリート製であった。
立ち入り禁止の聖地ではなく、境内は子供の遊び場所にも
なっているようである。
この神社の綱引きの神事は盛大である。


十山御嶽のすぐ近くにある「トゥマイ御嶽」は、
直径が10メートル位の密林になっている。


久部良集落の多目的集会施設の隣に「クブラ御嶽」がある。
ここでは、与那国海人が集まり、航海安全、大漁を祈願する
「タティウガン」が年一回開かれる。



鳥居の下に拝所がある。


島内で見つけた、トゥニ、ビディリの拝所。



以前に宿泊した入福旅館の女将さんにお願いして、
家庭の中の拝所を見せていただいた。
本土の大きな仏壇に似ている。


入福旅館は国の重要文化財に指定された築100年余りの赤瓦家。
ホスピタリティが一杯の旅館である。


『与那国の歴史』(池間栄三著,page20)には、

「上代の南島人の風俗を物語る書に『琉求国伝』がある。(中略)
本伝に記録されている風習の中に、琉球の南境に在る与那国の
古来の風習にも似通うもののあることは、たとえ本伝の琉球が
台湾を指すにせよ、琉球及び与那国の上代の風俗を連想するのに、
最も適切な書であると思われる。」

更に、『南島探検』(笹森儀助著)から転載し、与那国の
「上代の遺風」の項が引用されている。


これらを精読すると、島の当時の生活の様子などが妄想でき、
ますます、与那国島の伝統的祭事に興味が湧いてくる。

挿入した写真は、案内人無しの散策で撮ったもので、
説明などに間違いがあれば、お許し願いたい。
  


Posted by arika_与那国 at 18:46

2011年04月08日

与那国島の河川と湿地

与那国のブログに「田原川(タブルガ)湿地」のことが時々紹介され、
ひと目見たいと、田原川の源流を訪ねてみた。

田原川の源流(2011/3/2撮影)


田原川は、祖納集落の外れの源流から祖納の街を経て
ナンタ浜近くの祖納港へと注いでいる。
全長2キロに満たない河川であるが、多様な自然環境を有している。



源流は湧き出すように流れ、綺麗である。


付近には、昔使われていたと思われる揚水ポンプ小屋が
残っていた。


畑のそばの流れの中には、マングローブの林。
これは植林されたもの。


街に入ると、川の中には藻と雑草が生い茂っている。





ピンク色をしたジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の卵を
見つけた。
稲作に被害を及ぼすエイリアンなのだ。


今回は残念ながら、野鳥や魚などの姿は見られなかった。
昔は、この川でよく泳いだと聞いた。
川は環境のバロメーターである。
親水を考慮した河川づくりを期待したい。

次に訪れたのは、久部良ミット湿地帯。
案内板に詳しく説明がある。


久部良ミット(ミトゥは汽水湖を意味する)は、
久部良岳の西に位置する沼地で、
久部良港に注ぐ300mほどの河川により
海水と淡水とが混じりあい、潮汐変動がみられる。




この他に、樽舞(タルマイ)湿原が南牧場の近くにあるが、
今回は訪れなかった。

タルマイ湿原は、カタブル浜の奥に位置する東西約1kmの湿地で、
トンボ類などの水生・半水生昆虫が多数生息している。

参考資料
http://www1.ocn.ne.jp/~attacus/sizennkannkyou.html
  


Posted by arika_与那国 at 11:10

2011年04月07日

与那国山行②-ドナンダキ(与那国岳)



与那国岳(Mt.DUNAN)
標高:167m
登頂日:2011/3/5


国土地理院の地形図を見ると、確かに167mのピーク地点が
表記されている。


満田原森林公園入口の看板から、林道に入る。


山間を利用した広大な森林公園をしばらく進むと案内板がある。
園内には滑り台などの遊戯施設があるが、なにか寂しい。


インビ岳と同様、与那国岳の表示はどこにも無い。
インビ岳の藪漕ぎの後なので諦めようかと思ったが、
気をとりなおしてアタック開始。

取り付きポイントは、ネットで調べた「民放線69」と書かれた電柱。



電柱の横から山頂を目指して分け入った。
林の中に入ると大きなクバの木が、鬱蒼と生えていた。
島のガイドマップにもクバ群生地と書かれていたのを思い出す。
クバの葉っぱを見て、クバ餅を思い出した。
クバ餅用に使う葉っぱを取りに、山へ入る人がいるのかもしれない。

すぐにピークらしき所に到着。
視界も悪いので、すぐに退散。





以前、機内誌の「Coralway」で、祖納にある「のだけ餅屋」が
紹介されていた。


下山後、野嵩三江さんの「クバ餅作り体験工房」にも立ち寄った。
あいにく工房は閉まっていた。


  


Posted by arika_与那国 at 13:30

2011年04月06日

与那国山行①-インビ岳

インビ岳(Mt.INNBI)
標高:164m
登頂日:2011/3/5


インビ岳は、宇部良岳の隣りに位置する山で、
比川から立神岩へ行く途中に、この山への分岐点
となる「林道イランダ線」の看板が立っている。

しかし、インビ岳の表示はどこにも無い。


今回は林道イランダ線を東側から入り、しばらく行くと東屋に着いた。


ここが山頂かと思ったが、東屋が建っている展望スペースから眺めると、
本峰はどうやらその先にあるようである。

しばらく周辺を探索したが、取りつく場所もなかなか見つからない。
適当に林に踏み込んだ。
踏み痕もある感じであるが、視界も無くかなり厳しい藪漕ぎとなった。
密生した樹林を山頂とし、すぐに往路をもどり退散した。

後で考えてみると、地図上の山頂は、東屋のある展望スペース
なのかもしれない。
展望スペースまでは道路が整備されており、バイクや車で
容易にたどりつける。




付近にはテーブルも設けてあり、展望も良好である。
  


Posted by arika_与那国 at 21:49

2011年04月05日

島の放牧



レンタルバイク屋さんで借りる際、テキサスゲートの通過に
気をつけるよう注意される。

テキサスゲートの手前で速度を落とさないと、通過する時の振動がもの凄い。
しかし、速度を落とし過ぎてタイヤが溝にはまるのも怖い。
転倒しようものなら、馬さん達に笑われてしまう。



テキサスゲートはアメリカのテキサス州に関係あると、
推測して、インターネットで調べたら。。。

テキサスゲート(Texas Gate)は、海外では「cattle grid」「cattle guard」
「cattle stop」などいろいろに呼ばれていることがわかった。
ゲートの構造は、1915年に米国特許となっている(usp1125095)。

http://en.wikipedia.org/wiki/Cattle_grid

島では、周年放牧という伝統的なスタイルで馬や牛が放牧されており、
彼らが集落まで入ってこないように、テキサスゲートが4ヶ所
設置されていると聞いた。

与那国馬は、日本在来馬の八馬種に入っている。
八馬種とは、北海道和種馬、木曽馬(長野)、野間馬(愛媛)、
対州馬(長崎)、都井岬馬(宮崎)、トカラ馬(鹿児島)、宮古馬、
そして、与那国馬。

洋種馬などの外来の馬種とほとんど交雑することなく残ってきた
日本固有の貴重な馬。

性格は、
◎おとなしい
◎やさしい
◎従順
◎忍耐強い
と、「NPO ヨナグニウマふれあい広場」で
詳しく紹介されている。

このNPOは、ヨナグニウマを有効に活用して、
その保存に貢献することを目的に設立された団体である。

http://www.yonaguniuma.com/umasetsumei.html

このNPOのブログ「南の島の馬暮らし」も楽しい内容が満載である。

http://umahiroba.ti-da.net/

島に滞在した10日間、間近に何回も見かけたが、
おとなしくて従順、物事に動じない馬である。

「沖縄・奄美を歩く(立松和平著)」には、主人のために
身をすりへらして死んだ、従順な与那国馬の話が紹介されている。

多くの人に在来馬たちの存在を知ってもらい、
日本の在来馬たちを誇りに思って欲しいと思っている。
  


Posted by arika_与那国 at 16:06

2011年03月29日

与那国織

苧麻(2011年3月2日撮影)

与那国町伝統工芸館の庭に、【ドゥタティ】に使われる
苧麻(チョマ)が植えられていた。

開館間もなく飛び込んだ私に、工芸館員の方が
親切に説明して下さいました。



「ドゥチン花」、「イチチン花」、「ダチン花」。。。
これらは【与那国花織】のデザインパターン。



【与那国花織】の特徴は、細やかな花模様が浮き出て見えるところ。
花模様に、与那国ことばの数詞をあてはめて、
点が四つのものをドゥチン花。
イチチン花(五つ花)やダチン花(八つ花)に加え、
網目に花が入るイルク花、三重の菱形のミング花など、
【与那国花織】の種類は豊富である。

余談
与那国ことばの数詞
1.トゥーチ 2.ターチ 3.ミーチ 4.ドゥーチ 5.イチチ
6.ムーチ 7.ナナチ 8.ダーチ 9.クグンチ 10.トゥ

【ドゥタティ】は、苧麻や木綿を使った素朴な平織。
豊年祭や行事などに着用される島人のコスチューム。

与那国民俗資料館を訪問した際、池間苗さんに見せて
いただいた歴史を感じる【ドゥタティ】。


以上紹介した与那国織の他にも、
植物染料で染めた色糸を織り込んだ【与那国シダティ】。

一歩下がってついて行く夫婦の姿を表わしていると
いわれる【与那国カガンヌブー(角帯)】も興味深い。

与那国町伝統織物協同組合のパンフレット


お土産なら、祖納の「雑貨さくら」で、
お気に入りの花織小物が見つかるかもしれない。

十山神社の前の「花ゆり工房」では、織や染めの体験教室も
開かれている。
自分自身で与那国の伝統工芸に触れてみるのも面白い。
花織りコースターなら30分程度、草木染めも1時間から
2時間程度で完成出来るそうである。

現在、伝統工芸館の作業場にある織機で、実際に織られており、
与那国町伝統織物協同組合は、島の人に伝統技術を
継承している。
教育期間と修行期間を経て、何人かが今も巣立っている。


工芸館の皆さんの顔が輝いていたのが印象的であった。

参考情報
与那国町伝統織物協同組合のホームページ
http://www.yonaguniori.org/

「与那国島の自然と伝統文化」のホームページ
http://www.town.yonaguni.okinawa.jp/donan-bunka/program5/1.html
  


Posted by arika_与那国 at 09:44

2011年03月27日

島の発電

「与那国島Dr.コトー診療所ロケ地マップ」にも、
島の名所として、東崎(あがりざき)牧場の
風車の写真が紹介されている。


島に滞在していた間、水平線からの日の出の写真が撮りたくて、
何度も東崎に出かけ、曇り空にガッカリし、
与那国馬さん達と一緒に、静かに風車を見上げた。


早朝の強風で勢いよく回る風車


ダティクチデイからの風車


子供連れの与那国馬さん。




島の電気は、沖縄電力が供給を担っている。


暴風雨の際、時折、停電などでキャンドルタイム
になると聞いた。
2007年10月の台風15号(クローサ)は、瞬間最大風速63.2メートルの
強い勢力のまま島を通過した。
風力発電塔の羽根2枚をへし折るなど、大きな被害のつめ跡を残した。

昨年9月8日に与那国中学校の北側に太陽光発電設備が、
完成した。


この設備の完成で、既設の火力発電で2910キロワット、
風力発電で1200キロワット(2機)、
これに太陽光発電150キロワットと新設備蓄装置150キロワットが
加わり、電力の安定供給が期待されている。


この太陽光発電設備の導入で、年間約150トンのCO2削減が
見込まれている。

参考資料
八重山毎日新聞 2010/9/11記事
http://www.y-mainichi.co.jp/news/16753/

沖縄電力プレスリリース 2010/9/8発表
http://www.okiden.co.jp/shared/pdf/news_release/2010/100908.pdf
  


Posted by arika_与那国 at 09:36

2011年03月25日

伝統芸能公演

沖縄県芸術文化祭与那国島公演(2011年3月5日公演)。


三線の名手 照喜名朝一(てるきな ちょういち)さんの公演があると聞き、
夜の7時30分開催に間に合おうと、同宿の6名と比川小学校の体育館へと
バイクを飛ばした。

照喜名先生は、2000年に人間国宝になられた方である。

3月5日の公演は「平成22年度沖縄県伝統芸能公演」。


出演者のフィナーレの挨拶が終わると、

「さあ皆さん、輪になって踊りましょ~」と。

体育館に威勢のよい太鼓が鳴り、歌が響き渡り、
地元のお爺ちゃん、お婆ちゃんも、
若者達、観光客も加わり、みんなの踊の輪がふくらんでいった。




島の人の限りないやさしさを感じた、一夜であった。
  


Posted by arika_与那国 at 18:18

2011年03月22日

アーティスト作品

関口 彩さんのポストカード。


島のTシャツ屋さんで、お土産に7枚セットで購入できる。

関口 彩さんの経歴は、
2009年、日本清興美術協会春季展で優秀賞を受賞。
2010年2月から与那国島へ移住。
現在、島の内外でアーティスト活動中である。

与那国島に上陸する前に、沖縄の桜坂にある、
沖縄アートギャラリーを訪問して、作品に初対面。


島に到着してからは、バイクで彼女の作品を散策。

ブログからの情報だけなので、どこに作品が置かれているのか
正確な場所は判らないまま。。。

しかし、彼女のパワーに引き寄せられてか、
発見することができた。















個性的な作品の数々は、facebookでも紹介されている。

http://www.facebook.com/album.php?aid=3543&id=100002199366997&l=4182bcc127

彼女のブログに書きこまれたコメントも是非、読んでほしい。

http://atoriebakarahuru.blog25.fc2.com/
  


Posted by arika_与那国 at 21:54

2011年03月21日

黒糖

3月1日、島に降り立つと祖納の町は黒糖の甘~い香りで包まれていた。

黒糖と言えるのは「サトウキビ」から作られたものだけ。


「JAおきなわ与那国製糖工場」は、1月27日に今期の操業を開始し、
2月5日、本年度産の黒糖50トンを初出荷。
サトウキビの生育状況はよいものの、昨年秋から雨が多く、
糖度が低いのではないかと心配されていたが順調に進み、
3月16日に搬入終了。


今期の生産量は4890トンであった。

刈取りから搬入までの様子。








サトウキビ援農隊は、当時、通信社勤務の藤野雅之さんらが
1976年に第1回目を送り出して以来、
今日まで与那国への支援活動が続けられている。
今期、「第36回与那国島サトウキビ援農隊」の参加者は、88名。

援農隊の募集要領。

http://homepage3.nifty.com/fujino/yonaguni.html

操業終了後の「援農隊分散会」の様子は、
田島さんのブログを参照して下さい。

http://nishigo.ti-da.net/e3312276.html

皆様、本当に、お疲れさまでした。。。
  


Posted by arika_与那国 at 16:58

2011年02月04日

島の地図

町旗とマーク。。。


与那国島の地図や資料、あれこれ。。。








遺跡地図-大城學「与那国島の祭場と儀礼」付図(1989年発行)。
遺跡散策の参考に。


遺跡地図-島東部


遺跡地図-島西部


池間栄三著「与那国の歴史」(1959年発行)。
与那国の研究には必携。
池間 苗著「与那国語辞典」(2003年発行)と共に。。。




本山桂川著「与那国島図誌」(1924年発行)。
旅行記として興味深い資料。



柳田国男著「海南小記」(1956年発行)。
定本「柳田国男集」の「海上の道」も。。。



これらの他に、
立松和平著「日本を歩く第6巻 沖縄・奄美を歩く」(2006年発行)も、
心が安らぐ一冊。。。


【PR】 与那国においで。。。
与那国小唄 http://www.youtube.com/watch?v=z6EjcPtebD4
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Posted by arika_与那国 at 11:28